創業以来、変わらない製法で丹精込めて作る「ドビソース」(デミグラスソース)で、厚切りの牛タンをじっくりと煮込んだフライヤの「タンシチュー」は長きにわたり和歌山の人々に愛され続けてきました。
創業当時から続く秘伝「ドビソース」のまったりとした濃厚さ、香ばしく風味豊かなコク、そして上質な牛タンのとろける食感と他には味わうことのできない旨味が格別なボリュームたっぷりの和歌山本店タンシチュー。
”京都からの1本の電話”
十数年ほど前、「余命短い父親が、昔住んでいた和歌山でいつも楽しみにしていたタンシチューをもう一度食べたいと言っている。送ってもらえないか。」という1本の電話がありました。
当時は通販を行っていなかったため、その旨をお伝えすると、そのお客様は、京都より往復4時間をかけて、タンシチューを持ち帰られました。
後日、頂いたお手紙には・・・『お父さん、本当に嬉しそうに味わっていました』
この出来事をきっかけに、遠方のお客様にも昔と変わらないフライヤ伝統の味をそのままに味わっていただきたい、という思いとともに試行錯誤を繰り返し、通販商品「厚切り牛タンシチュー」が誕生しました。現在でも思い出のメッセージがたくさん寄せられています。
"牛タン"は産地と部位で
おいしさが違う‼
ドビソースとの相性が絶妙な米国産牛タン
米国牛は、穀物(トウモロコシ)飼料で飼育されるため、オーストラリア産やニュージーランド産のものより肉質が柔らかく旨味が深くなります。フライヤの「タンシチュー」は、使用する牛タンの品質によって仕上がりが大きく影響されるため、数種の良質な牛タンで試作をくり返し、他の品種に比べ非常に高価ではありますが、フライヤの「ドビソース」と最も相性が良く一番美味しく仕上がる米国産の牛タンを選定しております。
とろける食感と繊細な旨みが絶妙に融合
フライヤ「厚切り牛タンシチュー」には、約100gの厚切り牛タン1枚が入っています。牛タンは部位によっても食感や風味、旨味が大きく異なります。全ての部位の中でも飛び抜けて希少性が高いのですが、適度な脂肪があり最も柔らかく、風味と旨みが随一であるタン元(特上タン)のみを使用しています。
”口にすると忘れえぬ、唯一無二の味”
タンシチューの味の決め手である秘伝のデミグラスソースは、1930年代に創業者”河内伊三郎”によって開発され「ドビソース」と呼ばれ現代まで親しまれてきました。
味、風味ともに、一般的なデミグラスソースとは一線を画す個性的なソースです。絶妙なバランスの甘みと酸味、ソースの要となる牛タンブイヨンの旨味、そしてオーブンでじっくり丁寧に焼いたルーの香ばしさとコクが口いっぱいに広がります。
老舗洋食店作りたてのおいしさをそのまま真空パック。袋のままレンジでチン、または湯煎で数分あたためるだけの簡単調理で、老舗洋食店伝統の味をお召し上がりいただけます。
フライヤでは、食の品質を何よりも最優先し、仕込みから仕上がりまですべて手作り。洋食店の味そのままに「厚切り牛タンシチュー」をお召し上がり頂くため、クール冷蔵便にてお届けしています。
フライヤの「厚切り牛タンシチュー」は、2019年のモンドセレクションにて金賞を受賞しました。 日本の洋食がモンドセレクションで独自出品にて受賞することは極めて少なく、今回の受賞により和歌山をはじめ全国の皆様より長らくご支持頂いてきたフライヤ伝統洋食の味とその品質が、国際的にも高く評価されました。
モンドセレクションとは -MONDE SELECTION -
1961年にベルギーの首都ブリュッセルで設立された様々なカテゴリーの商品の評価を実施する機関。食品カテゴリーでは、衛生、味覚、包装、原材料などの項目ごとに70名の食の専門家や評論家の公平な審査を経て、選出された優秀品質賞は国際的にも高く評価されています。